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イスラム国の行動の理由やムスリムの気持ちが少し分かったかもしれないので僕なりの解釈をまとめてみる。

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ISIS、イスラム国と聞くと、狂った集団というイメージが強いかと思います。

その一方で、ISISやヌスラ戦線といったイスラム過激派と共に戦うために、多くのイスラム教徒がヨーロッパからシリアやイラクに渡っているというニュースをここ数年で何度も耳にしました。

本当に狂った集団であれば、なぜそれに共感するイスラム教徒が一定数存在するのか?

僕らにとっては意味不明でも、イスラム教徒にとっては理解できる主張があるのか?

気になったので調べてみました。

歴史の主役はキリスト教!イスラム教徒は常に虐げられてきたと感じている?

イスラム国へ渡った人々へのインタビューを見ていると、「異教徒への恨み」を持っている人が集まっているように感じました。

日本人として日本に住んでいるとあまり分からないですが、アメリカに住んでいると、目に見えない差別のようなものを感じます。私自身、アメリカに住んでからあからさまな差別を受けたことはないですが、「あくまで僕は外国人なんだ。」と思い、寂しくなる瞬間があります。

何度も言うように、目に見える極端な差別はありません。ですが、誰も口にはしないけど、見えないところで差別はあるような気がします。特に仕事の機会などにおいては差別が残っているように見えます。

例えば、私の会社においては白人がマネージャー職についており、黒人の正社員はいても、黒人のマネージャーは一人もいません。その一方で、派遣社員は黒人が大半を占めています。レストラン等でもアルバイトは黒人ということが多いです。

私の会社でもイスラム教徒の方がお祈りしているのをたまに見かけますが、全て黒人系の方です。

このように、少なくともアメリカでは白人やキリスト教徒が主役であり、法律もキリスト教の考えに基づいて作られています。

世界中を見てもキリスト教徒の国が先進国の多数を占めています。

歴史を見ても、ヨーロッパやアメリカが常に主導権を取っており、彼らはキリスト教徒でした。

そのような脇役としての生活から抜け出すために、イスラム教徒が自分たちが主役となれる国を作りたいと考えても不思議ではありません。

インタビューを見ていて、これが多くのイスラム教徒がイスラム国に協力する理由ではないかと感じました。

シャリーアによる国家を作りたい

シャリーアとはイスラム教のコーランと預言者ムハンマドを起源とするイスラム世界独自の法律です。

イスラム法などとも呼ばれています。

イスラム国はシャリーアによる国家の作ろうとしています。

シャリーアにおいては、盗みを犯した人の腕、足などを切断するハッド刑と呼ばれる罰や、石打ち、斬首などの公開処刑などの刑罰が存在します。これらの刑罰は、私たちの常識から見れば、やりすぎに見えるかもしれません。

でも良く考えてみてください。それはあくまで「私たちの常識」です。

イスラム教徒にとってはシャリーアこそが法律なのです。

斬首の映像がインターネットに流れ、残酷に思えても私たちの考えでしかないのです。

現にイスラム教国家でシャリーアを法律にしているイラン、サウジアラビア、パキスタンはイスラム国の何倍も斬首刑をしています。

2016年の1月にはサウジアラビアで47人ものが一度に公開処刑されましたが、国民は大喜びしていました。

私たちにとっては理解できなくても、そういう文化なのです。それをヨーロッパやアメリカの考えを押し付けて人権侵害だと言っても通用しないのは当然でしょう。見ている世界が違うんですもの。

要するに、イスラム国は世界のだれにも邪魔されない、シャリーアによるイスラム教国家を作りたいのでしょう。

それこそがイスラムの教えであり、邪魔するものは武力を使ってでも倒すといったところでしょうか。

シャリーアの内容は?

シャリーアというのはあくまで概念です。

他の国の法律のように文章があるわけではないのです。

そのため、解釈する側によって考えが異なります。

イスラム国の行動もイスラム国側の解釈では「イスラム教徒がやっていいこと」なのです。

ただし、イスラム教の一番偉い「預言者」という地位の方がやったことは正しいことなので、イスラム教徒はやっていいと言われています。

預言者ムハンマドの日常生活の言葉や行動が記載されているハディースという言行録には「斬首」、「幼女との結婚」、「捕虜の殺害」なども記載されています。

だから、イスラム国だけでなく、多くのイスラム法国家にとっては「斬首」はやっていいことなのです。

サイクス・ピコ協定の破壊

イスラム国の主張には「サイクス・ピコ協定の破壊」がよく挙げられます。

サイクス・ピコ協定とはイギリス・フランス・ロシアのあいだでオスマン帝国の分割を定めた協定です。

イスラム国が破壊しているイラクとシリアの国境はまさにこの協定で決められたものです。

イスラムの教えでは「ムスリムは1つ」であり、この教えを守るためにヨーロッパが引いた国境線をぶっ壊し、新たな国家を作成しようとしているのです。

シリアの内戦などに、義勇軍として参戦するイスラム教徒が多いのも、このムスリムは1つであるという考えのもとでの行動でしょう。違う国の問題もイスラム社会全体の問題だということです。

まとめ

どうでしたでしょうか?

少しはイスラム国家に対する考えが変わったのではないでしょうか。

イスラム国家について調べれば調べるほど、アメリカやヨーロッパの対応は間違っているようにしか見えません。

欧米諸国がイスラムの考えを理解しない限り、いくらアメリカ軍が爆撃しても、第2、第3のイスラム国やアルカイダが出てくるだけでしょう。

イスラム教徒としては、キリスト教徒がなんで俺達の問題に首を突っ込むんだと言ったところでしょうか。

(もちろんイスラム国家が力を持ちすぎると困るという政治的な問題も大きそうですが・・・)

これらのことを理解しておくと、イスラム関係のニュースが少しは理解できるかもしれませんね!

※ここに記載したことはあくまで私個人こ考えです。私自身はイスラム教徒ではないので、理解が及ばないこともあるかと思います。

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